京都市西京区・洛西ニュータウンの内科・消化器内科・心療内科のクリニック

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2016/08/15

血圧・心臓の病気と便秘症の関係

こんにちは。院長の舟木です。

本日は便秘のお話です。

便秘の原因は非常に多様であり、各診療科で便秘の患者さんの原因や特徴が異なっています。

特に便秘の多い科目としては、私が専門である消化器内科はもちろん、パーキンソン病を診療する神経内科、そして循環器内科精神科が挙げられます。

今回は循環器内科における、便秘の患者さんの原因と対策について書いてみようと思います。

①まず、循環器内科を受診される患者さんになぜ便秘が多いのか?

これは、心不全の患者さんにおいては、塩分・水分制限が行われているため、腸内の水分が不足して、便が硬くなりやすいこと。

血圧の薬で頻用される、カルシウム拮抗薬(アムロジピンなど)が腸の動きを抑えてしまうこと。

心不全の増悪時に自律神経の交感神経が活性化されてしまうこと。

など、特徴的な原因があります。

②循環器内科受診中の患者さんが便秘になると、なぜよくないのか?

これは、心房細動という不整脈の患者さんは、排便のいきみだけで容易に心拍数が急上昇してしまうこと。

心不全や高血圧の患者さんは、脈圧(上と下の血圧の差)が大きくなっており、排便のいきみでさらに上昇してしまうこと。

つまり、心機能に悪影響が出てしまいます。

③循環器内科受診中の患者さんにおける便秘治療の注意点は?

便秘の治療は塩類系の緩下剤(マグミットなど)を使用することが治療の中心となっておりますが、循環器内科受診中の患者さんは腎機能が低下されている方が多く、

マグネシウムの排泄能が低下しており、容易にマグネシウムが体内に貯まってしまいます。

その結果高マグネシウム血症となってしまい、不整脈を誘発するリスクが高まります。

よって、定期的に血中のマグネシウム値を測定し、投与量を調節する必要があるのです。

高用量の使用が困難は場合は、他剤との併用で調整をします。

以上、循環器内科受診中の患者さんにおける便秘症の特徴について書いてみました。

便秘でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。

 

 

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