京都市西京区・洛西ニュータウンの内科・消化器内科・心療内科のクリニック

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2017/02/14

尿酸値はどこまで下げるべきなのか?

こんにちは。院長の舟木です。今回は尿酸値のお話をします。

尿酸値が7.0mg/dl以上を高尿酸血症と定義するのですが、高尿酸血症の有病率は年々増加してきており、痛風関節炎や心血管疾患のリスクを増大させることが明らかになってきております。

治療はプリン体の摂取を控える食事療法と薬物療法となるのですが、どのあたりまで尿酸値を下げればよいのでしょうか?下げれば下げるほど良いのでしょうか?

これに対しては、色々な意見がありまして、尿酸はヒトの血中で最も高濃度で存在する抗酸化物質(簡単に言うとサビ止め)であるため、一概に悪者とは言えないんです。

ただ、尿酸値が高ければ動脈硬化や心不全が起こりやすくなるという研究結果もあります。

また、尿酸値が4.6~5.6mg/dlにしておくと心血管の病気の発症が低くなり、逆に4.6mg/dl以下では高くなるという研究結果もあります。

以上をまとめますと、7.0mg/dl以上という高尿酸血症は良くないのですが、4.6mg/dl以下という下がりすぎも良くない。

プリン体を控えた食事療法と、ほどほどの薬物治療である程度下げておくというのが現時点では良いのかもしれません。