京都市西京区・洛西ニュータウンの内科・消化器内科・心療内科のクリニック

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2017/04/07

麻疹(はしか)が流行しております。ご注意下さい。

こんにちは。院長の舟木です。

本日は、最近成人での感染の報告が増えてきている麻疹(はしか)についてお話します。

麻疹というと、子供の感染症と思われる方も多いと思われますが、最近は子供の時にワクチンを打っているため幼小児には感染せず、成人になりワクチンの効果が薄れてきた際に感染するという方が多いと言われております。また、そもそも一度も麻疹のワクチンを打ったことがないという人が今の10代~20代の人ではいますし、一度だけでは十分な免疫(抗体)がつかないとも言われております。よって、現在は1歳のときと小学校入学前との2回、ワクチンを打つことになっております。

麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気・飛沫・接触感染により感染します。毎年、春~初夏にかけて流行すると言われております。その感染力は非常に強く、免疫がない人が感染すると100%発症し、その後は体内で抗体が産生されるため、一生免疫が持続すると言われております。

感染した場合の症状ですが、10~12日間の潜伏期間を経て、38度前後の発熱が2~4日続き、咳、鼻水といった風邪症状が出ます。その後、一旦熱は下がりますが再び39度前後の高熱が出ると同時に発疹が出現します。発疹出現後は3~4日で解熱し症状は軽快し、合併症が起こらない場合は7~10日で回復します。

近年はワクチンの2回接種が行われているため、麻疹に感染する人の数は減ってきておりますが、免疫の無い方の海外渡航や海外渡航者との接触での感染者が発生しています。

免疫があるかどうかは血液検査で麻疹IgG抗体を測定すれば解りますが、検査は自費診療となります。もし陰性であれば、ワクチンを追加接種することが推奨されております。(特に医療従事者)

麻疹のワクチン麻疹単独ワクチン麻疹・風疹混合(MR)ワクチンの2種類があります。麻疹の単独ワクチンは現在流通が少なくなっており入手困難となっておりますので、MRワクチンで代用します。

MRワクチンは対象者の方(1歳児、小学校に入学前の1年間)は公費対症となっております。

MRワクチンは妊婦さんには禁忌となっておりますのでご注意下さい。