075-335-0220

押してください。電話がかかります。

漢方診療

漢方診療

自律神経失調症・更年期障害・頭痛・肩こり・体質改善、頑固な便秘など西洋医学だけでは対応不十分な症状に対して漢方薬による治療を行っております。
当院の院内処方はツムラ・クラシエのエキス製剤(粉薬)を採用しております。
粉薬が苦手な方はカプセル・錠剤の漢方もありますが、その場合は院外処方となることがあります。
なお、漢方薬や粉薬が苦手な方へ無理に処方することはありません。事前に苦手でないかを、問診票を利用してお尋ねするように心がけております。

漢方薬による治療が適している場合とは?

  • 妊婦さんや授乳中の患者さん、10代の若年者の患者さん
  • 風邪などの対症療法しかない病気の治療
  • 不定愁訴など、多数の訴えがある患者さんの治療

上記のような治療には漢方薬による治療が良いと考えています。例えば、風邪の場合、西洋薬の風邪薬は風邪の症状を抑える薬であり風邪のウイルスには無効です。それでいて、眠気や排尿障害などの副作用があります。一方、漢方薬は身体を温めウイルスに対する抵抗力を上昇させる効果があり、風邪そのものが早く治るような働きがあるのです。もちろん、頭痛や熱には西洋薬の解熱鎮痛剤の方が効果がはっきりとしていますので、両者の長所をとりいれる目的で漢方薬と西洋薬を組み合わせて良いとこ取りの治療をすることが可能となります。

漢方薬に対する誤解とは?

漢方薬は万能ではありませんので、西洋薬と比べてメリット・デメリットがあります。よくある誤解について解説しておきます。

◎漢方薬は即効性がない

これは漢方薬の種類によります。こむら返りに使用する芍薬甘草湯、便秘に使用する大黄を含んだ製剤、葛根湯などの風邪薬は即効性があると言えます。

◎漢方薬は副作用がない

漢方薬に限らず西洋薬やサプリメントには、身体に合わなければ副作用があります。漢方薬特有の副作用としては、肝障害、間質性肺炎、低K血症などが代表的です。

◎漢方薬は効かない

漢方薬は「このの病気に対してはこの漢方」というような1対1の対応をしている訳ではありません。例えば、同じ風邪でも、年齢、体格、体質、症状により多数の漢方薬を使い分ける必要があります。合わない漢方薬を内服しても効果に乏しいのは当然の事となります。実際に漢方薬の副作用で間質性肺炎という病気が起こることがあるのですが、このことからも漢方薬の薬効(この場合は悪い薬効ですが、、、)は決して弱いわけでは無いのです。

漢方診療のブログもご参照下さい(青文字をクリックで移動)